漢字にも部首や作りがあるように英語の単語にも語源があります。語源ごとにどんな意味があるのかを考えると単語を覚えるのが楽になるばかりでなく、スペルミスも劇的に減ります。
今回は数ある英単語の語源のうち試験に頻出で便利な英単語の語源13選をポイント解説つきでお伝えします。
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今回の記事は次のような方におススメです。
単語を覚えるのが苦痛でしょうがない。
高校生(ベネッセ偏差値53)
何回やっても単語の意味を忘れてしまう。
IT企業社会人3年目
今回は頻出順・便利順に並べ、しかもワンポイントアドバイスもつけています。それではやっていきましょう。
part(分かれる)
・depart(出発する)
・departure(出発)
・department(デパート)
・participate(参加する)
・particular(特定の)
・apart(離れて)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

partはとにかくスペル!!departureやdepartmentなどeだっけaだっけ?にならない!
partは「ソプラノパート」「アルトパート」のように部分が分かれているイメージ。
particular→その部分に特定、participate→その部分に参加、覚えよう。
ject(投げる)
project(計画する、予測する)←前に+投げる
subject(主題、テーマ、従う)←支配を受ける
reject(拒絶する)←投げ返す
object(反対する、対象)←~に対して投げる
inject(注射する)←中に投げる
adjective(形容詞)←投げ加えられたもの
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

色んなところで出てくるjectは実は「投げる」という意味。特にprojectはTOEIC頻出じゃ。
opt(選ぶ)
adopt(採択する)
option(選択)
optimize(最適化する)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

adopt(選ぶ)とadapt(適応する)の区別がわかりづらいですが、optはoptionの仲間だと思うと覚えやすいぞ!
ちなみにadaptのaptは適しているという意味。電源をつなぐ「アダプター」とはその機器に適するように電流を変えていると覚えよう。
tribe(割り当てる、人民)
distribute(配る)→離れて割り当てる=配る
contribute(貢献する)→共に割り当てる=貢献する
attribute(原因と考える)→責任を割り当てる=~のせいにする
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

tribeはその昔神様が人間を部族(tribe)に割り当てたところがスタート。これさえ理解しておけば何も怖くない!
term(限界)
determine(決定する)→離れた限界を決まる=決定する
technical term(専門用語)→限られた世界で使う言葉
terminal(終着駅)→限界まで行った先の駅
terminate(終わらせる)
in terms of ~(~の点において)→限られた事柄において
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

期末試験end term examは期間が限られた試験、technical term(技術用語)やmedical term(医療用語)は限られた場所で使う言葉。イメージがつきにくく覚えづらい単語ではあるが語源を覚えると、霧が晴れるように理解できるのじゃ!
demo(人々)
pandemic(国境を越えて全世界に広がった)
epidemic(一定の地域に広がった)
democracy(民主主義)
demography(人口統計学)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

これは意外な意味を持つ語源ということで紹介。epidemicとpandemicの違いもこの際だから覚えてしまおう!
count(数える)
account(口座)
accountant(会計士)
accountability(説明能力)
count on ~(~を頼る)
discount(割引)
on account of ~(~のせいで = because of ~ = due to ~ )
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

countはカウント=数える=理論的に説明できるといういささかこじつけのような方法で覚える。I’m counting on you(頼りにしているよ!)など色んな場面で頻出じゃ!
preci, praise(価値)
precious(貴重な)
appreciate(感謝する、理解する)←『価値がわかる』と覚えましょう。
praise(ほめる)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

appreciateは丸暗記してはいかん!「貴重」という語源から発生する「価値がわかる」という根本的な意味を①感謝する②理解するという日本語に当てはめるのじゃ!
pend(つるす、ぶら下がる)
depend(頼る)→下にするす
suspend(停止する)
pendant(ペンダント)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

鉄板単語のdependはともかく、suspendをさくっと使えるようになるとかっこいい。どちらも入試、TOEIC頻出じゃ!
flu(流れる)
influence(影響)←中に流れる
fluent(流暢な)
affluent(豊かな)←流れ込んでいる
fluid(流動体)
flood(洪水)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

It is difficult to speak English both fluently and accurately.
流暢にかつ正確に英語を話すのは難しい。
stink/sting/stinct(突き刺す)
stick(突き刺す、ささる、くっつく、棒)
distinct(別の、はっきりとした)
distinguish(区別する)
instinct(本能)
extinguish(消す)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

受験生的にはstickの使い方は完璧にしておこう!distinguishはTOEIC頻出単語じゃ。distinguish A from Bで「AとBを区別する」じゃ!
val(有効な)
available(手に入る、利用できる)
valid(有効な)
validity(妥当性)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

availableは大学入試でもTOEICでも頻出!知らないとお話にならないから、絶対におさえるべし。
Please have a valid ticket with you.
有効な乗車券をお持ちください。じゃ!
labor(労働)
collaborate(共同で働く)
elaborate(詳細に述べる)
laboratory(実験室、研究室)
【じぃ~じのワンポイントアドバイス】

collaboration コラボレーションがもはや日本語なので、そこと関連づけるのじゃ。それぞれスペルが難しいのでしっかりと押さえておこう!
collaborate(lが重なる)
elaborate(iではなくe)
laboratory(vではなくb→laborということで覚える)
まとめ
いかがでしたか。今回、試験に頻出で便利な英単語の語源13選は
- part(分かれる)
- ject(投げる)
- opt(選ぶ)
- tribe(割り当てる、人民)
- term(限界)
- demo(人々)
- count(数える)
- preci/praise(価値)
- pend(つるす)
- flu(流れる)
- stink/sting/stinct(突き刺す)
- val(有効な)
- labor(労働)
中級者、そして上級者になるにつれて覚えなければならない単語が増えてきます。英語の達人になればなるほど、単語を丸暗記するのではなく語源を意識しながら覚えています。
今回の試験に頻出で便利な英単語の語源13選は大学入試をひかえた高校生やTOEICを受験する社会人の方に是非知っていてほしい知識でした。
参考文献はこちらです↓↓↓↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。