こんにちは、じぃ~じです。
今回は受験生や働きながら英語を学習している人がなかなか覚えられないlieとlayの違いと見分け方を解説します。
覚え方を根本から見直す
真面目な皆さんは辞書や参考書に載っている
- lay:横たえる
- lie:横たわる
という意味で覚えているのではないかと思います。
そもそも、似たようなスペルの英語を似たような日本語で覚えようとするのに無理があると思いませんか。
無理矢理語呂合わせをしたり、ただただ何度も繰り返すだけでは、暗記の要素が強くなり、英語の本質を理解できず、とてもつまらないものになってしまいます。
覚え方を根本から見直していきましょう。
わざわざ覚えにくいやりかたで、英語を嫌いにならないように
layは「置く」の一択
まず、layを「横たえる」と覚えることが良くありません。
皆さんの今までの人生で何回
「横たえる」
という言葉を使ったでしょうか。
赤ちゃんをベッドに横たえておいて
お皿をテーブルの上に横たえておいて
おそらく1度もないでしょう。
こんなにまぎらわしい単語を日常生活で一度も使ったことがない日本語で覚えられるわけはありません。
では、どうやって覚えるか解説します。
layは一発で覚えるワザがある
layはレイアウトのlay
layで一番馴染みのある日本語は
家具のレイアウト
です。
家具のレイアウトとは
部屋に家具を置くこと
です。
そう、つまり
という意味で覚えるのが最もわかりやすく、実用的なのです。
ちなみにレイアウトはlay outで動詞、layoutで名詞として英語にも存在します。
画期的なアイデアであると自負している
色んな意味に広がるlay
「置く」で覚えるのに定着出来たら、「置く」のイメージを膨らませて次の使い方を考えてみてください。
*laidはlayの過去形・過去分詞形です
いかがでしたか。
lay「~を置く」
としてから意味を膨らませて考えた方が、無理に「横たえる」という意味を覚えるよりも楽ではなかったでしょうか。
また、こちらの方が英単語をイメージで理解する方法に近いので、より自然なカタチで英語を学ぶことになります。
lieは「横たわる」ではない
「横たえる」ほどではありませんが
「横たわる」
もあまり日本語で多くは使いません。
というかむしろ、lieが使われる例文で「横たわる」というのにピッタリくる文がありません。
したがって、やはり
lie:横たわる
という覚え方も無理があります。
lieは「寝る・ある・存在する」
lieが登場する例文は次のようなパターンが多いです。
このように
lie「横たわる」
ではなくむしろ「寝る」「ある」「存在する」と訳したほうが自然です。
そのような使われることが多いのですから、最初からその意味を覚えたほうが早いです。
教科書や参考書にとらわれない学習方法
自動詞lieと他動詞lay
さて、意味の違いをとらえたところで、次は
「カタチ」
から考えてみたいと思います。
ここでのカタチとは
品詞や文法上のルールに基づく解き方
です。
今回は
lieが自動詞
layが他動詞
であることに注目します。
自動詞lie、他動詞lay
まず、自動詞と他動詞の違いを確認しましょう。
わかりやすいところから説明すると
lie:「寝る・ある・存在する」
の意味からもわかるように
場所を表す前置詞が伴いやすい自動詞
です。
lay:「~を置く」
と説明したように、
layは後ろに名詞が入る他動詞
となります。
スライドにすると次のようになります。
その知識を活用すると次の問題は全く混乱することなく解けますよね。
カタチから解く習慣をつけると有利
受動態になっていればlay
さらに少し応用編ですが、
layは他動詞であることから、
受動態
になります。
特にlayは
foundation
(土台、基礎、礎)
という単語と相性が良いので覚えておいてください。
受動態の感覚をつかめる良い例文
lieとlayの活用表
受験生や英語学習者が最も苦戦するのがこの
2つの動詞の不規則活用
です。
まずは全体像を確認しましょう。
表にしてもとても分かりにくいです。
ではこのわかりにくい活用を
どうすれば覚えられるのか
大事なところはどこかを
解説していきます。
layはレイアップシュートのlay
まずはlayから仕上げてしまうのが良いです。
layは先ほどから
家具のレイアウトのlay
と説明していますがもう一つの覚え方があります。
それは
レイアップシュートのlay
です。
レイアップシュートとはバスケットボールのドリブルシュートの別名です。
ボールを置いてくるようなシュート
なので、レイアップと言われ
最も簡単なシュート
です。
レイアップシュート=簡単なシュート
ですから変化系も簡単です。
いわゆるA-B-B型です。
ing形に関しては、スペルが似ている単語も参考に出来ます。
lieの不規則変化での注意点は2つ
lieの不規則変化は
ですが、見た感じが難しくて嫌になると思います。
しかし2つの出題ポイントをおさえるだけで簡単に対応出来ます。
lieの過去形がlay
最も狙われるのは過去形のlayです。
ここは最大限の警戒をしてください。
問題で出題されたら考えることは
- 自動詞か他動詞
- 受動態かどうか
の2点です。
意味で解こうとすると失敗します。
例題を見てみましょう。
lieのing形がlying
もう1つの出題ポイントはlieのing形がlyingであることです。
ieをyにしてingをつけるというカタチは他の動詞の変化系が参考になります。
これはひとえにカタチに違和感があるので出題者が好む問題です。
解き方はとしては以下の2つのポイントをおさえておきましょう。
- be動詞が文の中にある
- 目的語がない
それでは例題をやってみましょう。
意味よりもカタチ。自動詞と他動詞はここでおさえておこう
問題演習
それではここまでの学習を振り返り、問題演習にチャレンジしましょう。
スライドのみで一気にいきたいと思います。
いかがでしたか。
layとlieの区別は圧倒的に空欄補充問題で出題されます。
理解したうえで練習を重ね対策をしておきましょう。
番外編lie「嘘をつく、嘘」
さて、番外編としてlieのもう1つの意味を説明します。
それは
です。
不規則変化は
となります。
名詞で使う場合は
tell a lie
というカタチで使うことが多いので覚えておいてください。
She lied to me about her age.
彼女は年齢のことで私に嘘をついた。
I can’t tell a lie.
私は嘘をつけません。
Stop telling a lie.
「嘘をつくのをやめて!」
という表現もある
意味ではなくカタチで判断
いかがでしたか。
layとlieの見分け方の違いをおさらいしておきましょう。
- 覚え方を根本から見直す
- layは「置く」で覚える
- 色んな意味に広がるlay
- lieは「寝る・ある・存在する」で覚える
- 自動詞lieと他動詞lay
- 後ろに前置詞があるのがlie
- 後ろに名詞があるのがlay
- 受動態になっていればlay
- lieとlayの活用表
- layはレイアップシュートのlay
- lieの過去形がlay
- lieのing形がlying
- 番外編lie「嘘をつく、嘘」
英単語の意味を覚える時は、
- 自分が使う意味で覚えること
- 1つのイメージを膨らませること
で暗記を減らし、英語で理解することにつながります。
また
という習慣もつけていきましょう。
今回の記事が参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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