「…かどうか」を表すifとwhetherの違いや「もし…なら」との見分け方を解説

英文法
じぃ~じ
じぃ~じ

みなさんこんにちは。じぃ~じです。今回は英文法の説明をします。

ミケ
ミケ

ifとwhetherの違いがわからないニャン

「…かどうか」を表す単語としてifとwhetherを覚えたと思いますが、2つにはすこし違いがあります。

わずかなですが重要なこと。

今回は「…かどうか」を表すifとwhetherの違いと「もし…なら」との見分け方について解説します。

ifもwhetherも名詞のカタマリをつくる

まず、大前提として「…かどうか」を表すifやwhether

名詞のカタマリをつくる

ということ。

名詞が英文のなかで果たす役割は

主語になれる

目的語になれる

補語になれる

です。

ところが、この文の要素になれるかなれないかについてifとwhetherの大きな違いが生まれます。

ifもwhetherも目的語になれる

「…かどうか」を表す単語であるifやwhether

両者は「動詞の目的語」として使用可能です。

実際にNetflixドラマ「エミリー、パリへ行く ~season2~」でも次のように登場しています。

I still can’t tell if you’re joking or not.

(これって茶化されてるの?)

直訳:わたしはあなたが冗談を言っているかどうか未だにわかりません

whetherでも動詞の目的語として次のようなカタチで使用可能です。

Do you know whether he is going to see a movie tomorrow?

(彼が明日映画を見に行くかどうか知っていますか)

ちなみに会話で使う場合はifの方が好まれます

注意として、ifは前置詞の目的語にはなれません

次のような文にはwhetherのみ使用可能です。

It all depends on whether they will support us.

(すべては彼らの援助しだいだ)

ifは「主語」になれない

ifとwhetherの違いの1つは、

ifは主語になれない

ということ。具体的には

GOOD

Whether he is rich or not doesn’t matter.

(彼がお金持ちかどうかは問題ではない)

はOKですが、

NG

If he is rich or not doesn’t matter.

は成り立ちません。

ifは「補語」になれない

もうひとつ、whetherは補語になることはできますが、ifは補語になれません

補語のいちばんわかりやすくカタチは

be動詞の後ろにくる

というもの。具体的には

GOOD

The question is whether he has time to help us.

(問題は彼がわたしたちを助ける時間があるかどうかだ)

はOKですが

NG

The question is if he has time to help us.

は成り立ちません。

ここまでをまとめると次のようになります。

「…であろうとなかろうと」はwhetherのみ

「…かどうか」のほかにwhetherがもつのが

「…であろうとなかろうと」

という接続詞の働き。

この使い方はwhetherにしかありません

You must eat the carrots whether you like them or not.

(好きであろうと嫌いであろうと、そのニンジンを食べなさい)

whether or notのカタチはwhetherのみ

またwhetherは後ろの部分が長くなる場合は

whether S V or not

whether or not S V

というカタチに変形可能。

この変形が可能なのもwhetherのみです。

I don’t care whether or not it will be sunny tomorrow.

(明日晴れるかどうかはあまり気にならない)

「…であろうとなかろうと」の接続詞としても使用可能です。

Whether or not we are successful, we can be sure that we did our best.

(成功してもしなくても、私たちはベストを尽くした)

I was wondering if you could … は決まり文句

お願いをする表現としてCan you…? やCould you…?よりも丁寧なのが

I was wondering if you could…

という表現。

こちらのifも「…かどうか」を表しています。

I was wondering if you could open the door for me.

(ドアを開けていただけるとありがたいのですが)

理論上はwhetherに書き換えることは可能ですが、決まり文句としての言いやすさからwhetherで代用することはありません

ifの中は未来形か現在形かの見分け方

ifといえば中学時代に最初に学習する「もし…なら」という表現。

実はこの「…かどうか」のifが登場することで難しくなるのが

ifの中が未来形現在形

という問題です。なぜなら

時を表す副詞節では未来のことも現在形で表す

とうことを習っているから。

結論としてifの見分け方は

となります。ここでのポイントはカタチで考えるということ。

例題で見てみましょう。

問題

I can’t tell if it _____ sunny tomorrow

A : is B : will be

tellという動詞の目的語になっていますので、未来形もOK意味は「…かどうか」

正解は

正解

B : will be

明日が晴れるかどうかはわかりません

となります。続いて

問題

We will go on a picnic if it _____ sunny tomorrow.

A : is B : will be

ifは接続詞として使われており、動詞の目的語になっていませんので未来形NG意味は「もし…なら」

正解は

正解

A : is

もし明日晴れたら、ピクニックに行きます)

となります。

まとめ

ここまでの内容をまとめると次のようになります。

さらに

「…であろうとなかろうと」はwhetherのみ

whether or notとつなげられるのはwhetherのみ

I was wondering if you couldは決まり文句

ifの見分け方については

となります。

ミケ
ミケ

ifとwhetherの違いがよくわかったニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

最後までお読みくださりありがとうございました。

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