比較級を強調するmuchやfarの違いは?最上級を強調する語との違いも説明

英文法
じぃ~じ
じぃ~じ

みなさんこんにちは、じぃ~じです。今回は英文法の説明です。

ミケ
ミケ

比較級を強調するmuchやfarの違いってあるのかニャン

比較級を強調する単語はいくつかありますが、それぞれに使い方や意味の違いはあるのでしょうか。

本日は比較級を強調する単語の違いについて説明します。

また同時に知っておいた方がよい「最上級を強調する語」も紹介します。

比較を強調する単語は5種類

比較級を強調する単語は以下の5種類。

much

far

a lot

even

still

使い方は共通して

比較級のにつける

となります。

This bridge is much longer than that one.

(この橋はあの橋よりずっと長い)

moreをつけて比較級にした単語は

moreの前に比較を強調する語

をつけます。

This watch is much more expensive than that one.

この時計はあの時計よりもずっと値段が高い。

それでは5つの単語の違いを見ていきましょう。

much, far, a lotはほぼ同じ

much, far, a lotについては意味の違いはないと言えます。

Netflixドラマ「エミリー、パリへ行く ~season 2~」では次のようなアルフィーのセリフが登場します。

I mean, your life in Paris is far more interesting than mine.

(俺よりもはるかにパリを楽しんでいる)

しいて言うなら、

muchやfarは会話でも文章でも両方使え、a lotは会話向きで書き言葉には向かない

ということです。

感覚的にはa lotは会話で登場する頻度は高いと感じます。

much, far, a lotについて

much, far, a lotの意味は同じ

much, farは万能

a lotは会話向き

強調+more+複数名詞ではfarやa lotを使う

最も大きな違いが出る時は

強調+more + 複数名詞

になった時。

後ろにくる名詞が複数名詞(数えられる名詞)の場合はmuchは使えません

far, a lotは使用可能です。

There are a lot more applicants than the job openings.

(その仕事の欠員数よりもずっと多くの応募者がいた)

この場合に限ってmanyを使うことができます。

I have many more CDs than you do.

(わたしは君よりもずっとたくさんのCDを持っている)

muchは数えられない名詞につく「たくさんの」という意味があります。

数えられない名詞:rain, snow, money, water, milkなど

そのため次のような場合には使用可能です。

We had much more snow this year.

(今年はずっとたくさんの雪が降った)

この用法でもmuchの代わりにfar, a lotは使用可能です。

強調+more+名詞の場合

可算名詞:many, far, a lotを使う

不可算名詞:much, far, a lotを使う

evenやstillは「さらにいっそう」

evenやstillは「さらにいっそう」という意味を表します。

His new car is even bigger than mine.

(彼の新しい車は私の車よりもさらに大きい)

この場合は、「私の車も大きいが彼の車の方がそれよりもさらに大きい」という意味合いになります。

even, still

「さらにいっそう」という意味

比較対象の程度も認めたうえでの比較の意味合い

最上級を強調する語

最上級を強調する4つの語

最上級を強調する語には

much

by far

far and away

very(条件付き)

の4つがあります。

最も頻度が高いのがby farとmostで

最上級の前

に挿入します。

She is by far the best singer in the country.

(彼女はこの国で抜群に歌の上手い歌手だ)

far and awayはあまり登場しませんので気にしなくてよいです。

使い方が特殊なvery

veryについては使い方が特殊なので注意が必要です。

挿入されるカタチは

the + very + 最上級

となります。

He is the very best player in the team.

(彼はこのチームでまさに最高の選手だ)

John is the very youngest.

(ジョンがなんといっても一番若い)

となります。

muchとveryの使い分け

muchとveryについては原級、比較級、最上級で使い方をまとめておくとわかりやすいです。

とくにmuchもveryも最上級には両方使用可能ですが、挿入される位置が違います

しっかり使い分けができると便利です。

まとめ

今回は比較級を強調するmuch, far, a lot, even, stillの違いと最上級を強調する表現を紹介しました。

まとめると

much, far, a lotに意味の違いはない

a lotは口語で使用する

muchは可算名詞には使えない

evenとstillは「さらにいっそう」

最上級を強調するveryの使い方に注意

となります。

ミケ
ミケ

比較級を強調する表現の違いがわかったニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

最後までお読みくださりありがとうございました。

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