英語が苦手なのに、入社した会社でTOEICの受験が義務付けられているというのをよく聞きます
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会社でTOEICを受けろ~と言われている人が増えているみたいじゃな
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いきなり言われて英語なんて全くできないですよ!!
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しかし、スコアが取れないと昇進や配属にも影響がでるようじゃぞ
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愚かすぎる!日本人は愚かすぎる!
こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。
そもそも英語が苦手でTOEICのスコアが400点台でもスコアアップは可能なのでしょうか?
この記事ではTOEIC400点台の原因と対策!スコアを500まで引き上げる戦略をお伝えします
TOEICの仕組みを知る
990点=満点ではない
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TOEICに仕組みとかってあるんですか?
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だからあかんのじゃ~!!
ただ何となく受験してはいけません。
敵をしっかり知って、戦略を立てましょう。
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戦略なくして、成功なしじゃ!
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何事もPDCAということですね!
難しいことはさておきTOEICは問題数が200問、満点が990点のテストですが
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1問5点というわけではないのじゃ
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そうなんですか!?
ざっくり説明すると、毎回のテストの難易度を受験者の平均から測定し、どの回も同じくらいのスコアになるように調整しています
次の表はとある回のTOEICのスコア換算表です
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結構ばらつきがあるみたいですね
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つまり必ずしも990点=全問正解というわけではない
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知らない人は多そうですね
仕組みが少し理解出来たら、もう少し具体的な戦略に移りましょう
難しい問題も易しい問題も同じ配点
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ただし1問の点数の差はない
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難しい問題も簡単な問題も同じ配点ということですね
これを読んでもうおきづきかと思いますが、つまり
いかに簡単な問題で落とさないか
がまずは500点にスコアアップするための定石です
とはいえ、何問正解することが500点に届く目安になるでしょうか
スコア換算表をもう一度確認しましょう
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この換算表でいうならそれぞれ55問くらいが目安じゃな
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つまりそれぞれ半分くらい正解すればよいのですね
まずはここから!
正答率半分を目指しましょう。
ハードルを上げすぎず、まずは挑戦する
ということがポイントです。
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動かないと何も始まらんからな
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半分取ればいいと思うと気が楽です
少し気が楽になったら、本格的な勉強方法に移りましょう
英語力の仕組みを知る
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英語ってただ何となくやってればいいのかと思っていました。
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甘い!そういうところじゃな
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英語力の仕組みって何ですか?
英語学習で大事なのは
第2言語習得のメカニズム
を知ることです。
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第2言語習得のメカニズム・・・
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詳しく解説をしていこう
音声理解を知る
英語の音声が変化すること(連結、脱落、弱くなるなど)を音声理解といいます
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apple アップル → an apple アナップル のように変化することじゃ
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中1の時にやりましたね!
音の変化を理解し、その変化に対して自動的に反応することが大事です
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アナップル?えっと、えっと・・・となってはいかんのじゃ
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アナップル→an appleと自動的に変換するスキルですね
音声理解の次のステップはこれじゃ
意味処理をする
簡単に言うと、 文法を理解し、文の意味を処理することです 。
例えば、There is ~で「~があります」だとしたら
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There is an apple on the table. ならどういう意味じゃ?
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「テーブルの上にはリンゴが1つあります」ですね
この意味が分かるというのをリスニングレベルで一瞬で出来ることが大事です。
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そのために必要なのは何かわかるか?
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文法ですね!
音声理解をして変化に対応しつつ、意味処理をする。
それが脳みそで出来てくると次は短期記憶につながります。
短期記憶につなげるための自動化がカギ
人間の脳を例えば1GBのハードディスクだと思ってください。
1分間のリスニングでどれくらいの容量を消費するか
言い換えると聞き終わった後にどれくらいの容量が残っているか
これが得点力アップにつながります
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ここからは難しい話じゃな
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しっかり理解しておいた方がよさそうですね
先ほどの
There is an apple on the table.
をリスニングしたときに
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あれ、there isってどういう意味だっけ?
とか
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アナップルって?そんな単語あったっけ?
と考えているうちに、どんどん英語は流れていきます。
当然ながら、忘れてしまいます。
考える=ハードディスクの容量を使う=記憶に回せない
という構造になります。
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短期記憶に回すためには容量を取っておかなければならぬ
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そのためにするべきことは・・・?
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ズバリ、音声理解と意味処理の自動化じゃ!
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じ、自動化・・・
つまり
There is an apple on the table.
という文を瞬間的に理解できれば(=自動化出来れば)残ったハードディスクの容量を記憶に回せます。
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そうすれば内容も覚えていて得点につながるのじゃ
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なるほど!そのためにはどうすればよいのでしょうか
ここまでで、音声理解・意味処理・短期記憶の流れを理解出来たでしょうか。
理解出来ましたら、まずやるべきことは単語の暗記です。
単語を効率的に覚える
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結局は暗記なんですね・・
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ある程度は必要じゃ。しかし、科学的に行うことが何より大切じゃ
分散学習でやる
学習の方法には集中学習と分散学習があります。
例えば次の単語を覚えることとします
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集中学習では1つの単語につき10回練習する学習方法です。
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学生時代はこんな風に勉強していました
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もっと科学的に効率よく勉強するのじゃ
分散学習ではこ10個の単語を10週するように覚えていきます。
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10週する、というのは新しい考え方です
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科学的にも覚える効率がよいと実証されているのじゃ
例えば使っている単語の教材の範囲を決めて1週したらまた初めに戻って同じところを繰り返し覚えます。
2週目、3週目となっていくと記憶に定着しているのです。
さらにTOEIC学習では次のことを絶対に覚えていてください。
音声を聞いて意味が分かるようにする
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絶対に音声ベースでやることを意識しなければならぬ
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先ほどの音声理解に通ずる感じでしょうか
せっかくTOEIC頻出単語を覚えても音声で覚えていないと意味がありません。
例えば頻出単語の1つである
launch(世に出る)
の発音は
ローンチ
です。ラウンチではありません。
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知らないと間違って覚えちゃいそうですね
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せっかくなら正しい方法でやらねばならぬぞ
今はスマフォのアプリでも勉強できます。
正しい発音で覚えられるように、必ず音声ベースでトレーニングしていきましょう。
とれる問題のみに集中する
まずはなんと言ってもPart1とPart2
400点台の人がスコアを上げるためにはまずはなんと言ってもPart1とPart2でいかに得点するかにつきます。
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合計31問あるのじゃ
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配点としては大きいですね
はっきり言ってPart3や4の得点率の低い問題に学習時間を割くくらいなら、徹底的にPart1と2をやって方がよいです。
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求められるレベルが圧倒的に違うからじゃ
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戦略ですね
Part1や2ができるようになるのとPart3や4ができるようになるのにはかかる時間が圧倒的に違います。
同じ時間をかけるならPart1と2に費やしましょう。
Part5は捨てる勢い
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とんでもない奇策に思えますが・・・
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まずは500点台に載せるならこれくらい振り切ってよいのじゃ
正直、400点台の人は文法がわかっていないという可能性が99%です。
文法ができないからスコアが低いのです。
これは先ほどの意味処理の理論でお分かりいただけたと思います。
文法ができるようになるにはなかなか時間がかかります。
そして長期的な戦いになるので、時間のわりに成果が上がらないという壁にぶち当たります。
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中学高校の6年間でやってきたことをやるのじゃからな
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確かに大変そうですね
もちろん文法の勉強は継続的にやるのを基本とします。
しかし、文法をいちから勉強しなおし、定着するのは簡単ではありませんし、時間もかかります。
実はPart6やPart7にも得点が取りやすい問題があります。
文法に時間をかけるのであれば、Part6やPart7の比較的得点が取りやすい問題に対策した方が効率的ではあります。
まとめ
いかがでしたか。
今回はTOEIC400点台の人が最初にやるべき4つのことを紹介しました。
- TOEICの仕組みを知る
- 英語力の仕組みを知る
- 単語を効率的に覚える
- とれる問題のみに集中する
英語の学習は一朝一夕にはいかない長い道のりです。
しかし、TOEICのような試験では明確な戦略があれば、ある程度まではスコアを伸ばすことができます。
適切な戦略とトレーニングで皆さんの目標のスコアをクリアしていきましょう。