say, tell, speak, talkの違いは?意味ではなく使い方で覚えるのがコツ

英単語
じぃ~じ
じぃ~じ

みなさんこんにちは、じぃ~じです。

今日は英語で「話す」という意味のsay, tell, speak, talkの違いについてお伝えします。

ミケ
ミケ

say, tell, speak, talkの違いがわからないニャン

じぃ~じ
じぃ~じ

ニュアンスが違うという説明もできますが、大事なことは使い方が違うということ!

say, tell, speak, talkの違いを説明する時に「一緒に話すときはtalk」「相手に伝える時はtell」のようなニュアンスや場面の違いを説明されることがあります。

それも間違いではありませんが、はっきり区別するのはニュアンスではなく使い方

言いかえるとカタチ、難しくいうと語法です。

今回の記事ではsay, tell. talk, speakのニュアンスではなく

使い方の違い

よく使う表現

よく出る問題

の観点でお伝えします。

sayの使い方

sayの代表的な使い方は次の3つです。

say that S V

sayには直後にthat節をとることができます。

He said that he was hungry.

(彼は空腹だと言った)

The letter says that he is doing well.

(その手紙には彼はちゃんとやっているとある)

say to 人

誰に言ったかを明記する場合は「to 人」というカタチが挿入されます。

He said to me that he was hungry.

(彼はわたしに彼が空腹だと言った)

“I have to win.” she said to herself.

(「ぜひとも勝たなければ」と彼女は心の中で思った)

say, “…..”

say, “…”とすることで話したセリフを直接します

Jim said, Peggy is a good singer.

(「ペギーは歌が上手だよ」とジムは言った)

He said, I’m washing the dishes.

(彼は「食器を洗っているんだ」と言った)

まとめると次のようになります。

sayの使い方

say that

say to 人 that

say, ” “

よく使う表現

次によく使う表現を紹介します。

Let’s say(例えば、仮に)

Let’s say he asked you to marry him, what would you do?

(仮に彼に結婚を申し込まれたらどうしますか)

What do you say to …?(…はいかがですか)

What do you say to taking a walk in the park?

(公園を散歩しませんか)

It goes without saying that… (…は言うまでもない)

It goes without saying that she is happy.

(彼女が幸せなのは言うまでもない)

よく出題される問題

sayに関するもので良く出題される問題は、いわゆる話法の転換

直接話法と間接話法を書き換える問題です。

【問】次の文を直接話法に書き換えなさい。

He said that he was hungry.

(彼はお腹が空いていると言った)

直接話法は” ”がある文になります。he→I、現在形→過去形になるため、that以下の文が次のようになります。

He said, I am hungry

(彼は「お腹が空いた」と言った)

語法の変化が伴う話法の転換も頻出です。

【問】次の文を間接話法に書き換えなさい。

He said to me, “Please wash the dishes”

(彼は私に「お皿を洗っ下さい」と言った)

セリフの中にPleaseがあると、使う動詞が変わります。

He asked me to wash the dishes.

(彼は私にお皿を洗うように頼んだ)

tellの使い方

tellは4つの動詞の中では唯一、他動詞のみの用法をする動詞。

自動詞と他動詞についてはこちらの記事を参考にしてください。

特にSVOOの第4文型の登場がメイン。

今回は数あるなかでも特に大事な2つのtellの使い方を紹介します。

tell 人 もの

tellの使い方で最も代表的なのは「tell 人 もの」のカタチになる第4文型の語法です。

He told me the way to the station.

(彼は私に駅までの道を教えてくれました)

I told her that I was a doctor.

(私は彼女に私が医者であることを伝えた)

※thatのカタマリが名詞のカタマリ

tell 人 to …

tell 人 to…で「人に…するように言う」という意味になります。

My mother told me to study hard.

(お母さんは私に一生懸命べ供するように言った)

I told him not to be noisy in that room.

(わたしは彼にその部屋でうるさくしないように言った)

まとめると次のようになります。

tellの用法

tell 人 もの

tell 人 to …

よく使う表現

Could you tell me …(…を教えていただけますか)

Could you tell me how to use this app?

(このアプリの使い方を教えていただけますか)

Don’t tell me…(まさか…ではないでしょうね)

Don’t tell me you left the key in the car.

(まさかカギを車に置いてきたわけではないでしょうね)

よく出題される問題

tellでよく出題される問題は「tell 人 to…」

いわゆる直接話法と間接話法を書き換える問題です。

【問】直接話法に書き換えなさい

My mother told me to study hard.

(お母さんはわたしに一生懸命勉虚するように言った)

「tell 人 to…」は直接話法に直すと「say to 人, “命令文”」になります。

My mother said to me, “Study hard”

(お母さんは「一生懸命勉強しなさい」とわたしに言った)

「…しないように言う」の否定文も頻出です。

【問】次の文を直接話法に書き換えなさい。

My mother told me not to play video games too much.

(お母さんは私にゲームをしすぎないように言った)

「tell 人 not to…」を直接話法に直すと「say to 人, “Don’t + 命令文”」になります。

My mother said to me, “Don’t play video games too much”

(おかあさんは「ゲームばかりするな」とわたしに言った)

speakの使い方

speakはtellと全く違い、自動詞が中心の(前置詞が必要な)動詞です。

唯一の例外がspeak+言語

実はこのパターンは超例外と覚えておくとよいです。

speak to 人

speak to…で「…に話かける」という意味になります。

I spoke to him for the first time.

(わたしは初めて彼に話しかけました)

May I speak to Mr. Smith.

(もしもし、スミスさんをお願いします)

speak of 人

speak of …で「…のことを言う」という意味になります。

Who are you speaking of?

(誰のことを言っていますか)

speak 言語

中学1年生で習う「○○語を話す」のspeak+言語は実はspeakの用法の中でも特殊なのです。

Do you speak Japanese?

(あなたは日本語を話しますか)

まとめると次のようになります。

speakの使い方

speak to 人

speak of 人

speak 言語

よく使う表現

speak toとspeak ofはそれ自体がよく使う表現ですが、それ以外にも知っておくと便利な表現を紹介します。

speak up(大きな声で話す)

Could you speak up, please?

(もっと大きな声で話してくれますか)

よく出題される問題

speakでよく出題される問題は、speak toの受動態です。

【問】meを主語にした受動態に書き換えなさい

A stranger spoke to me on the street.

この場合はspeak toで1つのカタマリと考えるので次のようになります。

I was spoken to by a stranger on the road.

(わたしは道で見知らぬ人に話かけられました)

もう1つは高校で学習する「分詞構文」という難しい内容になりますが、逆に覚えるだけなので紹介しておきます。

Generally speaking

(一般的に言って)

Generally speaking, women live longer than men.

(一般的に言って、女性は男性より長生きする)

talkの使い方

talkはコテコテの自動詞で必ず前置詞とセットになります。

talk with…

「…と一緒に話す」という意味です。withの後ろには人が入ります。

I talked with Ken yesterday.

(わたしは昨日ケンと話しました)

talk about…

「…について話す」という意味です。aboutの後ろには話題が入ります。

We talked about what we bring on the picnic.

(わたしたちはピクニックに何を持って行くかについて話しました)

talk to…

「…に話しかける」という意味です。toの後ろには人が入ります。speak toと全く同じと考えて大丈夫です。

I talked to a man sitting next me.

(わたしは隣に座っている男性に話かけました)

まとめると次のようになります。

talkの使い方

talk with…(…と話す)

talk about…(…について話す)

talk to…(…に話しかける)

よく使う表現

talkでは次の決まり文句は覚えておくと便利です。

What are you talking about?(何をいっているの?)

What are you talking about?

(何を言っているの?)

よく出題される問題

talkではよく出題される問題は圧倒的にイディオムです。

【問】空欄に適する語を入れなさい

She talked her father _____ buying a computer.

(彼女は父親を説き伏せてコンピューターを買わせた)

正解は…

She talked her father into buying a computer.

(彼女は父親を説き伏せてコンピューターを買わせた)

talk … into(…を説き伏せて~させる)

となります。

前置詞によって意味が変わるものばかりなので、イメージを膨らませて覚えるのみです。

【問】空欄に適する語を入れなさい

We must talk her _____ _____ attempting this foolish plan.

(彼女を説得してこのバカげた計画を思いとどまらせなければならない)

intoの反対なので…

We must talk her out of attempting this foolish plan.

(彼女を説得してこのバカげた計画を思いとどまらせなければならない)

talk … out of(…を説き伏せて思いとどまらせる)

まとめ

いかがでしたが。

say, tell, speak, talkの違いを理解する時に大事なことは使い方

文法的な用語が苦手な場合は、よく出る表現そのものを覚えてしまうと手っ取り早いです。

ミケ
ミケ

意味ではなく文のカタチや使い方で覚えるニャ!

じぃ~じ
じぃ~じ

最後までお読みくださりありがとうございました。

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